紅葉と歴史を訪ねて ~九譜のもみじの「牧山」へ~

秋の山

皆様こんにちは~宮城の登山ガイドJ.miuraです。

11月、里山歩きにはとても良い季節になりましたね~(^_^)
2021年11月14日「J.miuraの山歩きレッスン&ガイド」のご報告です。

今回は、石巻のランドマーク「牧山」。
ガイドブックなどにはあまり掲載が無いので知らない方も多いかと思います。

中央の横長な丘陵地が「牧山」です。

石巻といえば、桜の名所「日和山」を思い出す方が多いのではないでしょうか?
その「日和山」と北上川を挟んで対峙しているのが「牧山」です。

「牧山」の山頂には「零羊崎神社」があります(ひつじさきじんじゃ、と読みます)。
名前の由来、気になりますよね~機会がありましたらお教えいたします(^_^)b

「一の鳥居」から登山スタート

麓にある「一の鳥居」から山頂までは約3km、標高約250m。
「本参道」と言われる昔ながらの参拝道を歩きました。
道の途中には、歴史を感じる石碑や石垣、海の展望、紅葉…
見所がいっぱいの素晴らしいルートです。

今回も、J.miura流の歴史解説をさせていただきながら、紅葉や景色をじっくりと観察しながらの約5時間半です。

「標高差が250m程度の里山で、なして五時間半も行動時間がかがんのすか!?」
そう思われる方もいらっしゃることでしょう。
確かに、ただひたすら歩けば標高差250mは約1時間。

でも、ホントに見所いっぱい、解説したいポイントがたくさんあり過ぎて、紅葉も綺麗過ぎて、足が前に進まないんですよ~(笑)。

「足が前に進まないのは、高山植物だけじゃないわね~」
なんて話も聞こえてきました~

皆様にもご了承の上、じっくりと楽しみながら歩いて頂きましたよ~
天気もサイコーだったし、ご満足いただけたかな~

もみじ その1
もみじ その2
もみじ その3
「もみじの杜」にて

みんなでもみじ鑑賞中。

栄存神社の御賽銭箱に「九譜のもみじ」が掘られています

今回は残念ながら「九譜のもみじ」は見つけられませんでした~(笑)

栄存神社に祀られている「栄存法印」は、江戸時代の初めにこの地にいらして、石巻の発展に尽力された方。
その「栄存法印」が大切にしていたのが、豊臣秀吉から献上されたと言われる「九譜のもみじ」だそうです(詳細は省略します)。
残念ながら「九譜のもみじ」は、今はもう残っていません。

「もみじの杜」の向かいには、こんな素敵な庭園があります。
春には素晴らしい枝垂れ桜が見られます。

これが2021年4月7日の枝垂れ桜です。春になったらまたお越しくださいませ~

この日は「四季桜」が咲いていましたよ~

本参道はこんな感じ。以下、見所をちょっとだけご紹介します(^_^)b

「潮音」のブロンズ像
青面金剛様

石碑は興味そそられますよね~
誰が何でこの場所にコレを?そしてどんな「想い」があるのか? 
…いろいろと想像が膨らみます(^_^)

アニメ、ドラゴンボールの神龍??

こんなカッコイイ「龍神様」がいらっしゃいました。

本参道沿いに残る石垣

これもまた興味そそられますよね~

ん?

おお~

「二の鳥居」の前で、みんなで遊んでみました~(笑)
樹齢500年と言われる大杉
山頂手前から見える海

渡波地区や「万石浦」を見ることができます。

みはらし台からの石巻

工場の煙も石巻のシンボルかな。
画像ではよく見えませんが、ココから「蔵王」「泉ヶ岳」なども見えるんですよ~
あと、角度を変えれば「栗駒山」も。

まだまだ、見所はありますが今回はこの辺で(笑)

さあ、皆様も里山歩きを楽しみましょう!

「山高きが故に尊からず」

これからの季節は葉っぱが落ちて景色が良く見えます。
地形観察・地形図読みのトレーニングにも良い季節ですね。

J.miuraの「山歩きレッスン&ガイド」では、今回の「牧山」のような里山歴史ガイド、地形観察や地図読みの講習会なども行っています。
皆様の体力、技術、興味に合わせてご案内いたしますので、ご遠慮なくご相談ください。

それではっ!山でお会いしましょう!

By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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