皆様こんにちは、宮城の登山ガイドJ.miuraです。
2021年11月28日(日)、宮城県の利府町にあります「宮城県民の森」で山歩きセミナー「青空教室」を開催いたしました!
午前中は室内での机上講習会。
いろいろな場所の地形図を読んでみて等高線に慣れる練習を繰り返します。
ピーク、コル、尾根、谷(沢)…
最初は尾根か谷か区別がつきにくかったのが、見慣れてくるとよ~く見えるようになってきます。
午後からは実際にフィールドに出て、地形をよ~く観察しながら歩いて頂きました。
現場地形を観察し地形図と照らし合わせる「整置」をして現在地チェック中。
道迷い防止対策の第一は「常に現在地を理解している」ことが重要です。
「整置」の作業を何度も繰り返します。
「整置」は地形図に引いた「磁北線」とコンパスの針を合わせるだけの簡単な作業です。
宮城県民の森は「岩切城跡」と隣接しています。
「自然地形」を利用した中世の山城「岩切城」。
本丸があった「高森山106m」山頂、その並びの二の丸、三の丸からは、泉ヶ岳、蔵王、青麻山、金華山、仙台の街並み、多賀城、仙台平野と、水平線、素晴らしい景色を見ることができます。
岩切城本丸跡から見た「泉ヶ岳」方面。
上部には雪雲がかかり、泉ヶ岳スキー場は雪で白くなっていました。
いよいよ冬の到来ですね~
岩切城の「東郭」と「西郭」を分ける「土橋」にて。
ここは尾根地形となっており、「コル」と「沢の源頭部」を確認しました。
地形を利用した天然の要害である山城「岩切城」、「地形の観察」にとても良い場所です(^_^)b
岩切城東郭側。
よく整備されて歩きやすくなっています。
今年最後の紅葉かな~
この岩切城址、春は桜が素晴らしいのです。
4月、桜を楽しみながらの足慣らしの企画も良いかなと思っていました。
その時は、今回お話しできなかった岩切城の歴史的なお話しをしたいと思っています(^_^)
今年もいよいよ12月ですね~本当に早いものです。
12月は積雪の無い里山での「陽だまりハイキング」や「忘年登山」を楽しみましょう!
寒さに負けて「冬眠」なんかしないで、冬も里山を歩いて体力を維持しましょう!
冬眠してしまうと、筋力、持久力、登山勘があっという間に衰えてしまい、春暖かくなって動き出すときには、また一から鍛え直すことになってしまいますよ~(>_<)
冬の里山歩き、しっかり防寒対策をしていればストレスなく楽しむことができます!
冬の里山の魅力は…
空気が澄んでいるので遠望が利きます。
葉っぱが落ちて見通しが良くなります。
美しい冬の造形に出会えるかも。
汗をかきにくいので快適です。
虫もいませんよ~
1月、大和町の里山「七ツ森」の雪化粧した木々に「熊だな」が。
葉っぱが落ちた冬だからこそ見つけることができた自然の造形です。
*「熊だな」は熊さんが木の実を食べた形跡です。
J.miuraの「山歩きレッスン&ガイド」は12月も楽しい企画をご提案していきますので、ぜひご参加くださいませ。
それではっ! 冬も里山でお会いしましょう!
By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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