今日は下見に…「鹿」と「狼」の山へ

秋の山

2020年10月31日。
11月21日(土)に開催予定のフィールド講習会の下見に行ってきた。
現場地形を観察し、地形図とコンパスの使い方を学ぶのが今回の講習会のテーマ。
道迷い対策は登山者にとっては重要な課題である。
なんと山岳遭難の40%が道迷い遭難なのだから。

「地形図にコンパスぅ~? 別にそんなのいらねぇっしょ!」

「GPSがあれば地形図やコンパスなんていらねぇんでねぇの?」

と思っていらっしゃる登山者がいまだに多いのはJ.miuraも気になるところ…

んでもね、GPSは完ぺきではないし、道迷い対策は登山者としての必須科目であるということを理解してほしいのです。

周囲地形と地形図の関係を理解できなければ、自分が進むべき方向は見出せない。

地形図に反映されていない微妙な地形、登山道もある。

GPSは精密な機械、もし落として壊したりしたら…。

GPSも携行するけど、メインに使うのは地形図&コンパスであるというのが理想的だと思いますよ。

それに、地形を観察し考えながら歩くことで、きっと登山の楽しみ方は広がるはずです!

さぁて、当日のフィールド講習会ではどんな問題を皆さんにお出ししましょうかねぇ~
興味のある方はご連絡ください。

こちらはフィールド講習会の開催会場の登山口です。
一年ぶりに来てみたらこんな石像がありました~
これは鹿さんですね~

鹿さんと向き合うように狼さん。
この山の伝説や歴史も大変興味深いですよ~

ある展望所からの風景。
太平洋を見ることができます!
漁師の方々のランドマークとしても崇められていた山なのですね~
この日の山頂は大変混んでいたので三密を避けるためにスルー。

相馬ベイブリッジからもその山容を拝むことができますよ~
この山は、亘理地塁山地の盟主「鹿狼山」です!

鹿狼山の紅葉は11月上旬~が良い頃かと思います。
駐車場が混みあうこともありますが、第二駐車場もありますし、入山者の回転が早いので、待っている間に駐車場が空くかもしれません。

登山の後は、すぐ近くにある鹿狼の湯で温泉に浸かるも良し、新蕎麦を食べるも良し。
松川浦へドライブも良いですね!

紅葉はこれからさらに北から南へ、高所から低所へ移動しますので、宮城・福島辺りなら11月下旬まで楽しむことができますし、12月以降は落ち葉を踏みしめながらの里山歩きもオツなものですよ~
これからの季節は比較的晴天率が高く、暖かい南東面の登山道が多い、亘理地塁山地を楽しみましょう!

By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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