2020年6月27日(土)、今日は「安全登山 机上講習会」の講師のため久しぶりに仙台市内中心部へ。
登山ガイドとして、山岳救助隊員として「登山の普及」「安全登山の啓蒙活動」のお仕事だったのです。
J.miuraが登山ガイドを務める某登山ツアーも今年で9年目になります。
例年ですと3月頃に机上講習会を開催し、4月から登山ツアーをスタートするのですが、今年は新型コロナウイルスのために、机上講習会も登山ツアーもずっと開催延期になっておりました。
本日は、これから登山をやってみたいという皆様にお集まりいただき、登山道三浦流「地の巻」についてのお話をさせて頂きました~
机上講習会の内容は皆さんの登山のお役に立てるように、登山をより楽しんでいただけるように、毎回、何をどのようにお話ししようか本当に悩みます。
今回は45分程度のお時間でしたので、登山道三浦流「五輪」のすべて「地 水 火 風 空」をお話しすることは出来ませんでしたが、機会がありましたらまたどこかで続きをお伝えしたいと思っております。
わかりにくいところも多々あったかと思います。
ご不明な点はご遠慮なくお問い合わせください。
この度は、ご清聴ありがとうございました!
登山道三浦流の「心」をこれからもお伝えしてゆきたいと思っております。
こちらが机上講習会の風景。
ソーシャルディスタンスを確保するため、参加人数を制限しての講習会となりました。
講師は、飛沫感染防止の為に、マスク&フェイスシールドを装着してお話させていただきました。
話に熱がこもってくると顔が暑い…
フェイスシールドが曇りそうでした~(笑)
そして机上講習会後は、トレーニングのため東松島市宮戸島へ(帰路ですが…(笑))。
宮城オルレ奥松島コース&大高森をランニングしてきました。
今日も大高森からの景色は美しかった。
2020年6月27日15:30頃の大高森山頂から。
梅雨には紫陽花が似合いますね~
J.miuraが、宮城オルレ 奥松島コース&泉ヶ岳などの登山トレーニング、金華山・七ツ森・亘理地塁山地などの低山歩きでよく使用するのがコレ。
サロモンのトレイルランニングシューズ。
ローカットの軽快性、ほど良いソール剛性による安定感、ソールのフリクションなど、慣れるととても使いやすいシューズです。
本日の最後は、「登山ガイド」についてちょっとだけお話したいと思います。
~山歩きのプロフェッショナル「登山ガイド」とは~
登山に限らず「その道のあらゆる失敗を知っている者」こそが、本当の「プロ」だとJ.miuraは考えています。
「山は経験の世界」と言われますが「プロ」を名乗る者は長い年月をかけて「その道」と向き合い、積み重ねてきたたくさんの失敗(経験)があるからこそ、安全に多くの人々を導くことができるのではないでしょうか。
「登山ガイドとは何ぞや」と聞かれたら「山を安全に導く者」ということになりますでしょうかね~
~皆さんが「登山ガイド」と一緒に歩くメリットを考えてみました~
・道迷い遭難の心配が無く、地形図やコンパスが使えなくとも安心して山歩きを楽しめます。
・登山の「知識」や「技術」、花や木など「自然」のこと、山の「歴史」などを学ぶことができます。
・面倒な登山計画を立てる必要が一切ありませんので、とても楽です。
・登山ガイドや山仲間と一緒なら「楽しく」「安心」して歩くことができます。
・自然と向き合うための着眼点を身につけ、「自然の表裏」を感じることができます。
・バテない歩行ペース、休憩のタイミング、危険予知、危険回避、引き際など、登山ガイドが適切に「調整」「判断」しますので「安全」「安心」なのです!
初級者の方々も、お友達とだけで歩いている方々も、ご夫婦だけで歩いている方々も、単独で歩いている方々も、登山ガイドとの「山歩き」を一度は体験して頂きたいと思っております。きっと今まで知らなかった「山の歩き方」を感じられるはずですよ~。
~登山ガイドと一緒に歩きながらも注意して頂きたいこと~
「山は自己責任の世界」と言われています。
「怪我と弁当 自分持ち」なんて言葉もあります。
登山ガイドがいるからといっても実際に歩くのは皆様自身です。
大自然の前では、楽しみながらも常に緊張感をもって謙虚に歩かせていただきましょう。
「謙虚に歩く」ということは…万一にも備える万全な登山装備を携行する、自分の体力&技術を過信せず山を選ぶ、行く山に向けての体調管理やトレーニングをして念入りに準備する、決して無理をしない、ということです。
また、地形図読み、コンパスを使うことも、山歩きの楽しみ方の一つです。
安全な登山ガイドツアーに参加中でも、積極的に使用して少しずつ慣れていきましょう~。
登山ガイドツアーを中心に山歩きを楽しまれる方も「登山者の心構え」としてぜひご覧ください。
~山岳遭難防止のためのアドバイス10箇条~ はこちらです
By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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