新型コロナウイルスと向き合う 新しい登山様式の提案

アウトドアの知恵

新型コロナウイルス感染防止対策は新しい登山のマナー。
お互いの安全の為に考えていきましょう~

登山計画に関して

・医療従事者の方々、救助隊の方々のご負担を想像し、今まで以上に「無理のない計画」をすること。無理のない計画とは、行動時間の短いルートにすること、技術難易度を下げることです。

・居住都道府県以外への移動は、その時の感染者状況や移動自粛要請を考慮すること。

・山域がある地方自治体の現状を事前に確認してから行くこと。「今行って、歓迎されるのか…」山麓に住む地元の方々の気持ちを考慮することが大切。入山制限・施設利用制限をしている場合もあります。

・人気の山、人気のコース、花や紅葉の時期などは混雑を想像し、登山計画を考えましょう。

当日までの体調管理

・今まで以上の体調管理、今まで以上に無理をしない行動を

日頃からコロナウイルス感染防止対策に努める

・規則正しい生活をして、「栄養ある食事」、「十分な睡眠」をとるようにする。

・日頃から「検温」をして体調確認に努める。

・2週間以内に、発熱、咳、頭痛、喉の痛み、関節の痛み、寒気、下痢、味覚嗅覚障害など、体調に違和感があった場合には登山を自粛する。

・外出前には登山装備の他、マスク、帽子、サングラスやメガネ、手袋、携帯消毒液等、感染防止対策グッズも確認すること。

自宅からの往復移動に関して

・現状はマイカー登山が理想。
 公共交通機関を利用する場合は、まず電話などで混雑状況を確認し、曜日や時間帯などで三密を避けられる日時を選択する。

・公共交通機関を利用して登山口に向かう場合は、マスク、手袋、メガネ、ソーシャルディスタンスなど感染防止対策に努める。

・混雑している施設への立ち寄りは控えること。

登山中

登山自体は「密閉」では無いが、「密接」「密集」にならないような行動を

・人と会っている間は必ず「マスク等を着用」し口鼻を覆うこと。

・マスク着用の有無による他者とのトラブル回避にも努めましょう。

・人間距離は「最低3m」常に意識して間隔を空けること。

・水分補給・食事中等マスクを外す場合は、「さらに人間距離を確保」すること。

・「マスク熱中症」に注意すること。

・行動中に「息苦しさ」「熱さ」など感じる場合には、「さらに人間距離を確保」することで感染防止に努めてマスクを外すこと。

・「食べ物の授受」、「装備の賃借」はやめること。

・常時「手袋」をして行動すること。

・常時「帽子」をかぶり「サングラス」や「メガネ」をすること。

・「肌を露出しない」着こなし、ウイルスが付着しにくいと言われるツルツルした素材の利用。

自宅に入る前に

「全身にウイルスが付いているかもしれない」という想定での行動を

・自宅に入る前に、登山靴、ザック、ポールなど、装備の扱い(消毒・洗濯・保管)に注意する。

・ドアを開ける前にアウターを脱ぎ、アルコール系で手を消毒、またはきれいな手袋をして入る。

・自宅内では余計なものには決して触れず、「お風呂に直行」し全身を洗い流すこと。

・着用した「ウェアの洗濯」を行うこと。

目に見えないウイルスとの共存が始まったと理解するしかない。
今までとは違うということを受け入れ、その上でこれからも自然と向き合っていきたい…

By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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