岩と雪の殿堂「剱岳 2999m」と映画「剱岳 点の記」

夏の山

1907年(明治40年)7月13日。
柴崎芳太郎氏率いる陸軍陸地測量部が「剱岳」の登頂に成功したと言われている日(様々な見解はありますが…)。

J.miuraも「剱岳」は何度か登頂している。

一般登山道だと「別山尾根ルート」「早月尾根ルート」。
バリエーションルートだと「長次郎谷」「源次郎尾根」「平蔵谷」。
一般登山道としても、国内難関ルートベスト10には入るでしょうし、バリエーションルートならさらに難易度は上がり、心・技・体と総合力が問われる厳しい山。

でも、それゆえに何度来ても達成感がある素晴らしい山なのです。
7/13は日本登山史における剱岳初登頂の日(クドイようですが様々な見解があります)なので、過去の画像を探してちょっと思い出してみることにしてみます~

「源次郎尾根」から「剱岳」山頂方面。
確かこの時は8月上旬、岩と雪と緑が少々に青空。

雪渓は「長次郎谷」、岩尾根は「八ツ峰」。
「長次郎谷」は実際に陸軍陸地測量部が選んだ「剱岳」への初登頂ルート。
映画「剱岳 点の記」で、行者様がおっしゃっていた謎めいた言葉…

「雪を背負って登り、雪を背負って降りよ」を思い出す。

源次郎尾根上部から見た、剱岳山頂と「長次郎のコル」。
「長次郎谷」「長次郎のコル」、これは剱岳の案内人「宇治長次郎」のこと。
柴崎芳太郎氏率いる陸軍陸地測量部が「剱岳」の初登頂に成功したのも、この宇治長次郎さんの案内によるところが大きい。
映画「剱岳 点の記」でも宇治長次郎さんは大活躍!

これは「源次郎尾根」のⅡ峰。
約30mの岩壁を懸垂下降で下った。
源次郎尾根、ここ以外はノーロープで完登。

「剱岳」山頂、2999m。

山頂からの下降路は「カニのよこばい」。
ちなみに、一般登山ルート「別山尾根」からの場合、登りは「カニのたてばい」を通り、下りに「カニのよこばい」を通る。
右足から入るか、左足から入るか、その一歩が命運を分ける!
どっちから入るんだったかな、忘れちゃった(笑)。

「平蔵のコル」から平蔵谷(へいぞうたん)を一気に下る。
「平蔵のコル」からの下り出しはかなり急なので注意が必要。
ここは当然、アイゼン&ピッケル使用。

この時2013年8月、剱沢小屋~剱沢~源次郎尾根~剱岳~カニのヨコバイ~平蔵のコル~平蔵谷~剱沢~剱沢小屋と歩いて来たのでした~

さて、このDVD「剱岳 点の記」は登山愛好者にはぜひとも見て頂きたいJ.miura もオススメの映画です!この映画を見て夏山に向けてモチベーションをあげて行きましょう! 

初めて「剱岳 点の記」を見る皆さん、もう一度ちゃんと見てみたいという皆さんにご紹介したいワンシーンがあります。
その前に予備知識として映画の登場人物 (実在の人物です)をご紹介しますね。

柴崎芳太郎氏(しばさき よしたろう):陸軍陸地測量部の測量官。映画の主人公を「浅野忠信さん」が演じています。日本陸軍の威信をかけた厳命を受けて、ひたむきに剱岳登頂を目指しています。

小島 烏水氏(こじま うすい):日本の山岳界の先駆者で、日本で最初に組織された山の会「日本山岳会」の初代会長。映画では「仲村トオルさん」が初登頂を目指す登山家の心を表現しています。

岡野金次郎氏(おかの きんじろう):小島烏水氏と同じく日本の山岳界の先駆者であり日本山岳会の立役者。「小市慢太郎さん」が演じています。

宇治長次郎氏(うじ ちょうじろう):山の案内人。陸地測量部の柴崎芳太郎らを案内し実際に剱岳登頂へと導いています。その際の登頂ルートは「長次郎谷」と今も呼ばれています。「香川照之さん」が見事に演じています。映画での香川照之さんの「体さばき」「足さばき」は素晴らしかった。

映画「剱岳 点の記」では、柴崎芳太郎ら(陸軍陸地測量部)と小島 烏水ら(日本山岳会)が、剱岳の初登頂を目指すライバルとして描かれています。

その中で「何のために山に登るのか」を考えさせられる、こんなワンシーンがあるのですが皆さんはどう考えますか?

それがこちらです…

<剱岳の下見で、柴崎隊・小島隊が同じ場所に天幕を張っているシーンで>

柴崎芳太郎(陸軍陸地測量部) 「剱岳を登るのはあまりにも危険な遊びだと思います」

岡野金次郎(日本山岳会) 「遊び?」

柴崎芳太郎(陸軍陸地測量部) 「違うんですか?」

小島烏水(山岳会) 「…人から見れば私たちのしていることは遊びに見えるかもしれませんね…」

岡野金次郎(山岳会) 「…」

柴崎芳太郎(陸軍測量部) 「…失礼します」 

小島烏水(山岳会) 「柴崎さん、私達はあなた達より先に剱岳に登りますよ」

柴崎芳太郎(陸軍測量部) 「…」

宇治長次郎(陸軍測量部の案内人) 「…」

というワンシーンなんですが、言葉(セリフ)だけじゃ全く伝わらないですよね(笑)。詳しくは「剱岳 点の記」ぜひDVDで見てください!

でも…、「登山」=「遊び」?

「登山」が単なる「遊び」では無いと想っている方は、きっと私だけではないはず…
「登山道 三浦流」では楽しみながらも、心を込めて真剣に山と自然と向き合っています。

:映画「剱岳 点の記」の原作は新田次郎氏の山岳小説「剱岳 点の記」。
フィクションとノンフィクションが入り混じり、かなり真実味がある内容になっていますので、ゴチャ混ぜにならないよう注意してください~(笑)。
それではっ! どこかの山でお会いしましょう!

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