皆様こんにちは!宮城の登山ガイドJ.miuraです!
2021年6月9日、今日は「修行」ために蔵王へ。
J.miuraが山に行くのには理由があります。
1、登山ガイドの為
2、登山ガイドの下見の為
3、山岳遭難救助の為
4、体力&技術トレーニングの為
5、花・ジオ・歴史を学ぶ為
6、山友とのコミュニケーションの為
7、修行の為
どんな理由にしても、山に入ることは「修行」かな、と思っています。
蔵王古道の会の皆様が再開拓して下さった蔵王修験の道。
心をこめて歩かせていただきますm(__)m
さて、修験の道「蔵王古道」のスタートは遠刈田温泉にある里宮「刈田嶺神社」から。
修験道は、大峯山山上ヶ岳で一千日の修行の末に「金剛蔵王権現」を感得された「役行者」様が開祖と言われています。
また蔵王の修験道は、役行者様の叔父「願行」様により勧請されたと言い伝えられています。
現在の修験者と言えば、奈良の吉野山・金峯山寺にて大峰千日回峰行をされた大阿闍梨 塩沼亮潤先生がいらっしゃいますよね。
一日48kmの山道を16時間かけて毎日歩く、しかも千日も・・・
凄まじい修行です。
足元にも及びませんので、私なりの「修行」で大自然を感じてきました(苦笑)
ちなみに、J.miuraの「J」は「潤也」の「J」です。
畏れ多くも塩沼亮潤先生と同じ「潤」の字であることを誇りに思います(^_^)
刈田嶺神社からアスファルト道を歩き、蔵王エコーラインへの入口の大鳥居。
山道に入ると歴史を感じる石碑も。
ブナの巨木もあります。
多くの修験者を見てきたのでしょうか・・・
エコーライン沿いの「不動明王」様。
昭和30年頃に造られたもののようです。
賽の河原には積み石がたくさんあります。
次第に樹高は低くなり、刈田岳が見えてきました。
三途の川を渡ります。
スノーブリッジは無くなり、安全に渡渉できるようになりました。
大黒天に到着。
大黒様と弘法様にご挨拶をして山頂を目指します。
大黒天付近から見た「ニセ刈田」。
かつての修験者達も山頂と見間違えたのでしょうか・・・
石段を登ります。
ニセ刈田頂上付近に立つと、本当の刈田岳山頂が見えます。
さあ、ここからもう一頑張りです。
山頂直下の残雪。
ココ井戸沢源頭には遅くまで雪が残ります。
井戸沢源頭の残雪は4月下旬に登りましたので、今日はやめておきます(笑)
4月下旬の井戸沢源頭の様子はコチラをご覧ください
刈田岳山頂、刈田嶺神社奥宮に到着。
今日も御釜が見えました(^_^)b
さて、登山は山頂がゴールではありません。
山頂は折り返し地点なのです。
一気に下り、刈田嶺神社の里宮に到着。
無事下山して初めて登山成功と言えます。
マラソン大会のようにゴールテープを切って倒れる・・・
登山では体力ギリギリで登頂するような歩き方は非常に危険です。
余裕を持って登頂し、無事に下山できる体力を残しておかなければなりません。
日照時間が長くなり、ビックマウンテンにチャレンジする方も多くなってくる季節。
自分の体力や技術を過信せず、無理のない山を選び、余裕ある計画で夏山シーズンを楽しんでくださいね。
蔵王古道の詳しい登山ガイドはコチラをご覧ください
それではっ!山でお会いしましょう!
By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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