銀世界へ! スノートレッキング IN「泉ヶ岳」~ 雪山の魅力をお伝えします~

冬の山

よく晴れた日に、スノートレッキングに出かけてみませんか?

雪山には魅力がいっぱい!

雪化粧した素晴らしい景観!

凛とした空気感!

フカフカの雪は足腰の負担を軽減してくれる!

綺麗な雪は足元も服もほとんど汚れない!

うっとうしい虫がいない!

ちょっと不安な熊さんも…冬ならほぼ冬眠中!

三密とは全く無縁の「銀世界」へ、新たな一歩を踏み出してみよう!

雪山って…「怖そう」「寒そう」「難しそう」「装備にお金がかかりそう」。

そんな風に思っていらっしゃるとしたら、それは全くの誤解ですよ~(^o^)V

フカフカの雪は滑らないのです!

「雪山って、滑って怖そう」

と思われる方も多いかと思いますが、フカフカの雪は滑りませんよ~

(注:滑るのは凍結箇所や硬い雪です)

スノーシューやカンジキなどを使用して、浮遊感を感じながら気持ちよく歩くことができます。

②重ね着をすれば寒くないのです!

「雪山って寒いんでしょう?」

と思われる方、「重ね着」すれば暖かく過ごすことができますよ~

また、歩いていると体も温まってきて、晴天無風の時はシャツ一枚で汗をかきながら歩くこともありますよ(^o^)b

スキー場起点だと安心・楽々です!

施設までの主要道路が除雪されています。

送迎バスがあるところもあります。

トイレや暖かい休憩スペースが借りられるのも嬉しいです。

登山届を出しておくと万が一のときも安心です。

各種装備のレンタルがあるところもあります。

皆さんが今持っている装備をベースに「プラスアルファの装備」でスノートレッキングは始められます!

⑤そして、登山ガイドと一緒に行けば、安全・安心・楽しい・楽々、そして、いろいろ学べます!

J.miuraが初級者の方々にオススメするのが「泉ヶ岳」でのスノートレッキングです!

以下、雪の「泉ヶ岳」の風景をご紹介いたします!

↑この真っ白な雪原は「泉ヶ岳」の中腹にある「岡沼」です。

↑「岡沼」のグリーンシーズンはこんな感じ(4月下旬の状況です)。

グリーンシーズンに見た景色を、ウィンターシーズンにも見るのが雪山の醍醐味(^_^)b

↑雪原と化した「岡沼」のファーストトラックは兎さんだった(左の足跡)。

右の足跡は、J.miuraのカンジキ歩行の足跡です。

アニマルトラッキングも雪山ならではの楽しみ!

↑突然目の前に現れた不思議な穴…

これはカモシカさんの寝床・休憩所と思われます。

他の動物が寄りにくい、急なやせ尾根にありました~

天然の要害を利用し、周囲を警戒しながら休むのでしょうね。

↑「泉ヶ岳」山頂のやや北西方向にある展望所から見る景色。

この美しい三角形の山は「北泉ヶ岳」です。

ピークの左奥には「船形山」が見えています。

↑中央の雪が付いて白く見えている尾根が、「泉ヶ岳」の冬季限定ルートです。

雪庇が発達するこのルートは、スノートレッキングの経験を積んでからチャレンジしてくださいね。

↑「泉ヶ岳」山頂付近にある薬師堂、冬は雪で埋まってしまいます。

この日も、新型コロナウイルスの終息を願い、手を合わせてきました~。

↑コチラは、冬の「兎平」から見た「泉ヶ岳」です。

この雪原のどこを歩いても良いんですよ~

自由にルートを選べるのもスノートレッキング魅力ですね。

スノートレッキングが初めての方々に、まず最初に行ってほしいのが「泉ヶ岳」中腹にある「岡沼」と「兎平です」。

「兎平」・「岡沼」まではいろいろなルート取りで行けますが、リフトを利用すれば終点から約5分の歩行で行けちゃいます(^O^)/

↑同じくコチラも「兎平」から見た、グリーンシーズンの「泉ヶ岳」です(4月下旬)。

「泉ヶ岳」のグリーンシーズンの情報はコチラをご覧ください。

最後に「今ある装備をベースに始める雪山歩き」についてお話をさせていただきます。

●「重ね着」についての基礎知識

雪山で暖かく快適に過ごす為には「重ね着(レイヤリング)」がポイントになります。

J.miuraの「登山道 三浦流」では「重ね着(レイヤリング)」を以下のように考えています。

「重ね着(レイヤリング)」は、常にこれらを全部着るということではなく、状況に応じて脱いだり着たり「着こなす(ウェアリング)」ということです。

アンダー①
ポリプロピレン素材などで「汗冷え」しないようにするために着用する肌着。
コレを着用することで汗を肌面から離し快適にしてくれます。

半袖でも長袖でも良いと思います。

長袖のアンダーウェア②
化学繊維やウール素材を使用した保温性がある吸汗速乾性のアンダーウェア。
アンダー➀が吸い上げた汗をさらに吸い上げて素早く乾かします。
基本的に行動中はコレを脱ぐことはありません。

ミドラー①
吸汗速乾素材のジップシャツ・襟付の山シャツ・フリース・ソフトシェルなど比較的薄手な素材。
アンダー②に何を着るかにより、生地の厚さや着心地を考えて選択してください。
ミドラー①は暑いときには脱ぐこともあります。

ミドラー②
保温着。
ダウンJK・化繊JKなどデッドエアと言われる暖かい空気を多く蓄えるウェア。
基本的に行動中に着ることはほとんどありませんが、長い休憩時、ビバーク時、メインの行動着が濡れてしまって使えないときなどに使用する重要なウェアです。

アウター
ハードシェル(レインウェア代用可能)。
身を隠す建物が無く、着替えも簡単にできない「山」では、雨・風・雪から身を守る最終シェルターになります。
防水性が高く、透湿性に優れた素材であることが重要です。

下半身の「ウェアリング」
雪山では基本的にハードシェルパンツ(レインパンツでも代用可能)を履いて行動します。

上半身のように行動中に頻繁に脱ぎ着することはほとんどないので、上着以上に素材や生地の厚さに気をつかいましょう。

一例ですが、ハードシェル(レインウェア)の中には、暖かい冬用のトレッキングパンツを履いたり、3シーズン用トレッキングパンツ+保温速乾のアンダーパンツなど「重ね着」する方法もあります。

↑兎の巣穴があったところはこんな雰囲気。

画像の真ん中にいる茶色いのが兎さんなんですが、小さすぎて見えませんよね(^^;。

↑兎の巣穴、今日は御留守でした~(^_^)

●今ある装備に「プラスアルファの装備」

冬用のアンダーウェア

春夏用は吸汗速乾性のものが多く、冬に使用すると冷たく感じます。

保温性重視の冬用アンダーウェアを用意しましょう!

登山用スパッツ

登山靴に雪が入ってこないようにする為、防寒対策の為に着用します。

雪山では必需品となります。

グリーンシーズンには使わないという方も、雪山では必ず着用しましょう。

冬用のグローブ

手の保温は重要です。

保温力・防水力あるグローブを準備しましょう!

↓スノートレッキングのグローブについてはコチラをご覧ください。

ニット帽・ネックウォーマー(目出帽)・サングラス・ゴーグル

頭・顔・首回りの装備も保温の為には重要です。

また雪山を肉眼で歩くと「雪目」になってしまいますからね~

*雪目:雪山の強い紫外線によって、数時間で目の痛み、涙、充血などの障害が生じます。

カンジキ・スノーシュー・トレッキングポール

雪の上はコレが無いと歩けません(笑)。最初はレンタルで始めると良いかもね~

本格的な雪山登山なら、もっと重要な「物」「事」お伝えしなければならないのですが、行動時間が短い入門コースで、信頼できる「登山ガイド」や「リーダー」の案内で歩くことが前提なら「今ある装備をベースに始める雪山歩き」も良いんではないでしょうか(^_^)v

スノートレッキングにご興味のある方は、装備品のご相談からガイドまで、どうぞご遠慮なくJ.miuraまでお問い合わせください。

それではっ! 雪の御山でお会いしましょう!

By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
宮城の登山ガイド 登山の講習会 登山装備のご相談、
山の情報や安全登山計画アドバイス、
日常生活における自然災害の防災対策など、
何でもご遠慮なくご相談ください~

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