J.miura愛用の「SHOWA TEMRES 02 WINTER グローブ」。
2021-2022 雪山シーズンも「テムレス グローブ」でGo!
「テムレス グローブ」はココがスゴイ!
登山愛好家の悩みの一つに、雨・雪・霙・汗などによる「グローブ内の濡れ」があると思います。
グローブ内の濡れから、手が悴み、霜焼けや最悪は凍傷にまで進行します。
防水性が良く、透湿性が良いと表記されている有名ブランドの何万円もする様々なグローブを使ってきた方も、刻々と変化する様々な自然環境の前に「やはり濡れてしまうのか…」とあきらめている方も多いのではないでしょうか。
J.miuraもそう感じていた一人でした。
いわゆる「濡れ」には、外側からの濡れと(雨や雪など外からの水分の侵入)と、内側からの濡れ(汗や蒸れによる濡れ)があります。
グローブの素材や構造、手入れ、劣化、使用状況などにより、どうしてもグローブは濡れてしまうものなのです。
長きにわたる経験からJ.miuraがたどり着いた答えがこの3つです。
- グローブは必ず替えを持つこと
- 自然や自分の状況に合わせてグローブを使い分けること
- 濡れると予想される状況では「テムレス グローブ」を使用すること
「テムレス グローブ」には、他のグローブでは代用ができない機能性、段違いの防水性と防水の持続性があり透湿性もあります。
何万円もする高価な有名ブランドの防水透湿素材インサートタイプ グローブよりも、防水性能と防水持続性があるのです!
そして価格はケタ違いの安価さ!
「こんなに安価なグローブで本当に大丈夫なの?」と心配される方のために、今回は「テムレス グローブ」の有効な使い方、そして注意点をご紹介させて頂きます。
登山の道具は、製品の特性をしっかりと理解した上で、状況に応じて使いこなすものです!
「テムレス グローブ」は山でこんな時に大活躍!
➀雨、雪、みぞれ、風、防寒と、オールウェザーグローブとしてオールシーズン使える。
②雪山での「ラッセル」では雪に触れている時間が長く、一般的なグローブは次第に雪から水分を吸収し、また内側は汗をかき、次第に冷たくなってきます。
こんなとき非常に高い防水性能と耐水持続性がある「テムレス グローブ」が快適なのです。
③非常に高い防水性能に加えてフィット感がとても良いので、カンジキやスノーシューの装着、雪洞&テント設営時などの時、ロープワークの時、手を濡らさずに細かい作業が行えます。
➃レスキューのときも大活躍(プローブ&ショベルワーク・ロープ引き上げ時のグリップ力 等)。
➄気温氷点下の使用でも生地がしなやかで凍らないのです。
他のグローブは水分を吸収すると、凍ってゴワゴワしてきます。
➅登山以外でも、雪かき、タイヤ交換、タイヤチェーンがけなど冬のフィールド活動で大活躍です。
➆自転車やバイクでの通勤・通学にもオススメです。
裏地が起毛していて保温力もある「TEMRES 02 WINTER グローブ」は、雪山の「ピッケル」使用時や、雪をかき分けて歩く「ラッセル」にもGood!!
J.miura流三段階ラッセルでも「テムレスグローブ」は必需品です!
「テムレス グローブ」でロープを握ってみました。グリップが良く、グイグイ引き上げられます!!
ロープについている雪をずっと握っていると、体温で雪が溶けて、普通のグローブなら次第に濡れ感が手に伝わってきます。
しかし、今回の使用では「テムレス グローブ」が内部まで濡れることはありませんでした。
「テムレス グローブ」でフィギュアエイト オン・ア・バイトをやってみた!
末端処理も含めて素早く結ぶことができました。
作業も比較的しやすいように感じます。
カラビナをかけるのもなかなかスムーズ!!
「テムレス グローブ」使用の注意点
➀「テムレス グローブ」はフィット感がよく、インナーグローブは薄手一枚程度しか重ね着できないため、デッドエア(暖かい空気)層が少ないのです。
極寒の状況下ではデッドエア(暖かい空気)を多く貯える「アルパイン系グローブ」などの方が保温力は高いので使い分けましょう。
➁グリップ性能が高いため、ビレイ・懸垂下降の時、器具へグローブが巻き込まれないように注意が必要です。またビレイ、懸垂下降など長時間摩擦がかかる使用は、グローブが摩擦熱で溶ける場合もあるので十分ご注意ください。
➂全く蒸れないわけではありません。
天気の良い日のハイクアップなどで汗をかいてくると確実に蒸れますので、蒸れにくい「ソフトシェルグローブ」などとの使い分けが必要です。
➃裏地の起毛がヘタってくると保温力は弱くなります。
頃合いを見て買い替えましょう。
➄「テムレス グローブ」は主に「濡れ」が考慮される状況下で積極的に使用すると良いでしょう。
まとめ
防水性能、防水持続性が抜群な「テムレス グローブ」は今や登山者なら絶対の必需品と言っても良いでしょう。
ぜひオールシーズン装備して頂きたい一品です。
しかし、刻々と変化する大自然で行う登山では「テムレス グローブ」だけですべてのシーンに対応できるわけではありません。
皆様の登山スタイルに応じてグローブは数種類を携行し、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
それではっ! 山でお会いしましょう!
By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
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