登山道 三浦流「グローブ(手袋)」の選び方

アウトドアの知恵

いや~寒くなってきましたね~
いよいよ本格的な冬に突入といった感じです!
「泉ヶ岳」にも、ついに「根雪」となる降雪があったようですね~
昨年はひどい暖冬だったので、今年は雪山登山も、スキー&スノーボードも、樹氷などの雪景色も、十分に楽しむことができる冬なら良いなぁ~と願っています。

こちらの写真は「泉ヶ岳」じゃないですよ~
こちらは2020年12月17日に下見してきたある里山。
海の近くにある500m程度の里山にも10cm位の積雪がありました~
今年の初雪山は、雪藪漕ぎで雪まみれでした~(笑)
初雪山には必ず、山頂でミニ雪ダルマを造るのが「登山道 三浦流」の儀式なのです(笑)

さぁて、今回のテーマは、登山の最重要装備「グローブ(手袋)」です。

●まずは、なぜ登山では「グローブ(手袋)」が重要なのかを考えてみましょう。

➀手の保護(転んだ時に手をつく、岩や枝をつかむ、鎖やロープをつかむ、虫や汚れをはらう、トレッキングポールの擦れ防止 害虫 等)

②防寒&防風対策

③濡れ対策(汗で濡れてもグローブは使えなくなるので蒸れにくさも大切)

④日焼け&紫外線対策

⑤グリップ力アップ(枝、岩、ロープ、鎖などの手掛かりをつかむとき滑らず力が入る)

安全登山には「肌を露出しないこと」が大切で、「手」も例外ではありません。
人間は「手」を器用に使い、様々なものを触ります(新型コロナウィルス対策も第一に手洗いと言われますよね)。

休みなく使う「手」、様々なものに触れる「手」、ゆえに登山では最も早く濡れるところであり、最も早く寒さを感じるところなのです。
だから「グローブ(手袋)」は最重要装備なのです。
ちなみに、低体温症は「手」の悴みから進行し、厳冬期の登山で最も凍傷になりやすい部分が「手(指)」なのです!

●では次に、どんな種類のグローブ(手袋)があるのかご紹介しましょう。
今回は特別に現在活用中のJ.miuraの全グローブ(手袋)をご紹介いたします!
全部で11種類、山域、季節、状況に応じてチョイスし、使いこなしています。

➀春夏秋グリーンシーズン用、最もオーソドックスなトレッキンググローブ。フィット感が良く、掌には保護布や滑り止めがありグリップしやすい。指無しは夏用で、春秋は指有が良い。

②J.miuraが最も多用するレザーグローブ。
①のオーソドックスなトレッキンググローブの用途をこなし、火器の扱いやロープワークまで使えるので、メイングローブとして愛用している。

③冷たさを感じにくい、ネオプレーン製のレイングローブ。
常にレインウェアのポケットに入れて携行し、本降りの雨の時はすぐ装着できるようにしている。フィット感、グリップもしやすい。

④防水透湿素材がインサートされているレイングローブ。
裏地がメッシュになっているので蒸れを感じにくく保温性もあり、春夏秋の防寒グローブとして、予備のグローブとして携行している。

⑤主に雪山で使用することが多い、薄手のインナーグローブ。
素手になれない寒さの中で食事をしたり、作業したりするときに使用する。
インナーグローブは濡れやすいので必ず替えも携行している。

⑥デッドエア(暖かい空気)を多く貯える保温グローブ。
J.miuraは保温力が高いウール素材を使用しているが、フリース素材でもまずまず保温力がある。インナーグローブの上に重ねて装着することを想定してサイズを選んでいる。

⑦雪山用オーバーグローブ。
防雪防風のシェルグローブで、上記⑤インナーグローブ&⑥保温グローブと重ねて一番外側につける。
グローブ(手袋)の重ね着は、濡れた時に変えられるのがメリット。

⑧雪山用アルパイングローブ。
防水透湿素材がインサートされ保温材も入っている厳冬期用グローブ。
上記、⑥保温グローブと⑦オーバーグローブを合わせたような性能があり、防水力はさらに高い。
欠点は中まで濡らしてしまうと、丸ごと変えなければならない。

⑨雪山用レザーグローブ。
保温性・防水性もあるので、雪山での通常使用からロープワークなどにも使用している。

⑩オールシーズン使える、ソフトシェルグローブ。
防風性があり蒸れにくいのがこのグローブのメリット。
J.miuraは、主に雪山で汗をかくハイクアップの際に使用している。

⑪防水性能が抜群に高く、透湿性もある。
フィット感が良いので細かい作業ができる。
そして価格が安い!! 春夏秋はレイングローブや防寒グローブとして、そして冬の里山歩きから厳冬期の雪山まで、オールシーズン様々なシーンで使える究極グローブ。

宮城の登山ガイドJ.miuraも昔から愛用する、最近大人気のアイテム 「SHOWA TEMRES 02 WINTER グローブ」の使い方や注意事項については、次回「テムレス特集」で詳しくご説明いたします!!

「テムレス グローブ」は登山者必携のアイテム、まだお持ちでない方はコチラをご覧ください。


最後に…
皆様自身の山歩きのスタイル(山域/標高/季節/自身の技術・知識・経験 等)をよく考えて、グローブ(手袋)の特徴を理解して、自分には何が必要かをイメージし選択することが大切です。
グローブ(手袋)は様々な状況によって使い分けが必要になり、また濡れた際の替えも必要になりますので、予備も含め数個装備するのが一般的です。

グローブ(手袋)は登山の最重要装備、油断せず妥協せずしっかり携行しましょう!
ご不明な点はどうぞご遠慮なくお問い合わせください!

それではっ! 山でお会いしましょう!

By 宮城の登山ガイド「J.miura」
J.miuraは「登山道 三浦流」を極めるべく、今日もまた歩き続けています。
宮城の登山ガイド 登山の講習会 登山装備のご相談、
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何でもご遠慮なくご相談ください~

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