「泉ヶ岳 愛!」初心者から上級者までみんなが楽しめる「泉ヶ岳」登山ガイド ~泉ヶ岳オススメルート~

「兎平」のレンゲツツジと泉ヶ岳 夏の山

さて、ここからは2020年6月8日、J.miuraの山行記録です。
泉ヶ岳山麓にある「大駐車場」には数百台駐車が可能です。
「トイレ」も完備しており、その隣には「入山者カード記入場所」もありますので、万一に備え記入提出してから出発しましょう。

公共交通機関ご利用の場合は、仙台市営バスで「地下鉄泉中央駅」から「泉岳ふれあい館」まで約45分、「大駐車場」内にあるバス停に着きます(発着時間要確認)。

今回は「かもしかコース登山口」からスタート。

大駐車場~「カモシカコース登山口」~(泉ヶ岳スキー場経由)~兎平~岡沼~お別れ峠~見返平~大壁~泉ヶ岳山頂~北西側展望所~泉ヶ岳山頂~賽の河原~大岩~ナラノキ林~水神の碑~水神平~関口~「水神コース登山口」下山 歩行約4.5時間(休憩含まず)

泉ヶ岳が初めてで体力的に不安のある方は、山頂を目指さないで見所を経由する「山麓ハイキングコース」がオススメです。

水神コース登山口」~関口~水神平~水神の碑~水神平~岡沼~兎平~(泉ヶ岳スキー場経由)~「カモシカコース登山口」下山 歩行約2.5時間(休憩含まず)

こちらは「泉ヶ岳スキー場」。
場内左端を登っていきます。スキー場での歩行は「広く」「先が見える」ので急ぎ足になることが多いものです。
バテる原因になりますので、はやる気持ちを抑えてゆっくりと歩いて行きましょう。
スキー場内でもいろいろな植物を見ることができます。
この日はタニウツギが目立ち、アザミも咲き始めておりました~

「泉ヶ岳スキー場上部(リフト終点付近)」からの風景です。大駐車場を見下ろし、遠くは海まで見ることができます。
ちなみにリフト利用(利用時間金額などは要確認)もできますので、楽々来ることも可能ですよ。

「兎平」からは泉ヶ岳が良く見えます。
記念写真にはオススメなポイントですね。
この日はレンゲツツジが咲いていました。
厳冬期には雪原になる兎平、スノーハイキングが楽しめます。

「兎平」を岡沼方面へ歩いて行くとシラカンバ林になります。
白い樹皮が目をひきますね。

こちらは「岡沼」と泉ヶ岳です。
やはり水はありませんでした~。
この日は「岡沼」の中を真っ直ぐに進みます。
水があった場合には迂回ルートをとりましょう。
これから梅雨に入りますので、それなりの雨が降った後に天気が良かったら訪れてみてください。

「お別れ峠」は五差路になっています。広いので休憩適地です。

「お別れ峠」から山頂へ向けての登りが始まります。
幅も広く歩きやすい登山道です。

次第に急坂になってきます。
このように大小様々な石がありますので十分注意してください。

「見返平」からは目の前に山頂方面の景色が広がります。
「見返平」ですので、ここまで来たら後ろを振り返って見てみましょう。
何が見えるかな?

「大壁」はこのルート上の核心部。急な岩場を一気に登ります。
写真からはあまり急坂には見えませんが、手足を使って登ります。
ここでは落石に注意していください。
前を登っている方が落石を起こすこともあります。

自分が落石を起こして下の人に怪我を負わせてしまう可能性もあります。
「浮石」に手や足をかけて転落してしまう可能性もあります。
大切なことは「浮石を踏まないこと」、「人間(じんかん)距離」、「落石のフォールライン見極め」です。

「大壁」を過ぎてからも岩場は続きます。
急ぎ足にならず、一歩一歩慎重に足を運びましょう。

カモシカコース合流点。
「かもしかコース 岡沼・兎平へ」の案内板があります。
山頂はもちろん左方向です。
この辺りから樹高が低くなっているのがわかります。
山頂が近いということですね。

泉ヶ岳山頂1172mに到着です。
残念ながら展望はありません。
三角点はどこにあるかな?探してみましょう!

ちょっと隠れたところに「お堂」があります。
疫病と凶作から村人を守るために、1775年に薬師如来を祀ったということですが、いつからか薬師如来石仏が地下に埋もれてしまったそうです。
平成二年に埋もれていた「薬師如来石仏」発見、「お堂」を新しく立て直し奉納され現在のようになっています。

泉ヶ岳に来られた際には、無病息災、そして新型コロナウイルスの終息を願い、ぜひ「お堂」にもお立ち寄りくださいね。
様々な「想い」を込めて歩くということが「登山」の本質ではないでしょうかね…

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